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【フジクラ】新型 多心融着接続機【90Rシリーズ】

製品ニュース

今や世界シェアNo.1。デファクトスタンダードとも言える座を維持するフジクラの融着機事業。世界各国で幅広く活用され、名実ともに世界標準と言える製品となったフジクラの光ファイバ融着機に「90Rシリーズ」が加わりました。
90Rシリーズは、4心まで接続可能な90R4、12心まで接続可能な90R12、16心まで接続可能な90R16の3機種から構成されます。今回は最もベーシックな90R4の紹介を致します。


多心融着接続機 90R4

90R4は、最大4本の光ファイバを一括で接続可能な多心融着接続機です。
V溝に堆積したガラスの固着などが原因で接続作業が悪化した場合、その場でお客様ご自身が簡単にV溝交換することが可能です。
最新の光ファイバ心線、光ケーブル技術であるSpider Web Ribbon:SWR®から従来型厚肉テープ心線に対応する高い汎用性を実現しています。
また、光ファイバカッタとの無線通信では2台まで連携することが可能となり、新設計の作業台は分割可能構造であり、作業環境に応じた形態へ変形することができます

現地で交換可能なV溝

新型機90Rシリーズでは、多心融着接続の心臓部であるV溝ユニットを、電極棒と共に交換することが可能です。
多心融着接続では、融着接続時に気化したガラス粒子が次第に電極棒やV溝へ固着し、接続損失の増加を引き起こすことが積年の課題でした。
V溝に固着したガラス粒子を取り除くことは容易ではなく、㈱フジクラの修理センターで除去することが必要です。
新型機90Rシリーズは、ガラス粒子が固着したV溝ユニットを現地で交換することが可能であり、現地にて即座に問題を解決します。
電極棒ユニット.PNG

新型キャリングケース

90R4 のキャリングケースは、作業環境に合わせて様々な使い方ができます。
キャリングケースの蓋を開けて、そのまま即座に融着接続作業が開始可能な他、キャ リングケース上部へ融着接続機、工具をセットし融着接続作業が可能な設計になって います。また、キャリングケースから作業トレイを取り出して使用することもできます。

新設計の作業トレイは、多くの便利な機能を搭載しています。
トレイ下部には、接続作業に必要な工具やバッテリパックが収納できる引き出しスペースが2箇所あります。
また、狭所作業時などは、トレイを分割して作業スペースを確保する使い方ができます。 キャリングケース①.PNG 作業トレイ.PNG

施工者をサポートする充実の機能/構造

・加熱時の光ファイバの熱発光強度を分析し、リアルタイムで放電強度の校正 を行い、安定した接続損失を実現する機能。
・光ファイバカッタ(CT50)に無線連携し、光ファイバカッタの切断刃が摩耗したと融着接続機が判断し、切断刃ポジションを変更させる機能。
・多心光ファイバストリッパ(RS03)に無線連携し、ストリッパの加熱温度や加熱時間を、接続する光ファイバの種類に応じて自動変更する機能。
・被覆径 200μm および 250μm の光ファイバで構成された間欠固定テープ: SWR® を、特別なアクセサリを必要とせずに融着接続する機能。
・自動で開閉する風防および加熱器蓋。
・収容ケースに内蔵された作業トレイ。



お客様の高い施工効率を実現する1台となります。
お問い合わせお待ちしております。

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